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テレビ、雑誌、新聞、広告、そしてインターネット上のウェブサイトなど、現在様々なメディアが存在し、情報があふれています。

健康や病気についても、なにかわからないことがあったときにインターネットで情報を調べることは日常的になっています。このサイトをご覧になっているのも、摂食障害について調べていてたどり着いたのかもしれません。どこに相談してよいかわからなかったり、病院にいくのをためらっていたりしても、まずは手軽に情報をえられるのは、便利なことです。

ただし残念ながら情報の質は様々です。摂食障害を扱うウェブサイトは、情報源になったり心の支えになったりするものもありますが、閲覧することで自分の体型への不満が強くなったり、気持ちが落ち込んだり不安が強くなったりするようなリスクのあるウェブサイトもあります。一見健康志向のウェブサイトのようでも、このような悪影響を及ぼすものもあります。さらに、中には悩みにつけこみ営利を目的とするようなウェブサイトもあります。

また、テレビや雑誌などのメディアで非常に痩せた女性や筋肉質の男性の写真などを目にすることは、直接、摂食障害の原因になるというわけではありませんが、見た人のボディイメージ(自分の体型のとらえかた)や自尊感情に良くない影響を与えるとされています。また、インターネット上のソーシャルネットワーキングサービスでは、お互いの写真を掲載したりそれにコメントをしたりと言うことが日常的に行なわれ、自分の外見や体型について他人がどのように見ているかと言うプレッシャーを感じることも多くなっています。

このようなメディアからの良くない影響は避け、役に立つ情報を手に入れていくには、メディアを賢く利用できるように気をつけていく必要があります。具体的には、情報が誰によって作られたのか、何のために作られたのか、どのように作られたのか、批判的に吟味する視点を忘れないことです。ウェブサイトであれば、運営や執筆をしている主体が掲載されているか、連絡先の記載はあるか、などを確認するのが良いとされています。

メディアを上手に利用する秘訣

少し立ち止まって批判的に吟味する視点を持つ

  • 情報は誰によって作られたものか?(記者?医学の専門家?一般ブロガー?芸能人?...など)
  • 情報は何のために作られたのか?(啓発?娯楽?営利目的?...など)
  • 情報はどのように作られたのか?(写真は加工されているか?...など)
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